土木用語「な」

軟弱地盤

軟弱地盤とは、構造物を支持するために十分な強度をもたない地盤のことであり、軟弱地盤の判定は構造物の種類、規模、重要度等によって違う。

 道路橋示方書では、現地盤面から3m以内にある粘性土層およびシルト質土層で、一軸圧縮試験または原位置試験により推定される一軸圧縮強度が20kN/㎡以下の土層を耐震設計上 ごく軟弱な土層とみなしている。このような土層は、地震時に構造物に対して有効な支持力が期待できないため、設計上その土質定数を耐震設計上零とすることで、 地震時においても安全性を確保するようにしている。

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