土木用語「き」

橋面防水

 床版への水の流入あるいは塩化物イオンなどの有害な物質の浸透を防止することによって、床版の耐久性の確保を図ることにある。 橋面防水は、床版防水層および排水設備で構成されている。  床版防水層には、シート系床版防水層、塗膜系床版防水層などがあり、排水設備には、目地材、導水パイプ、水抜き孔などがある。

 平成14年3月改訂の「道路橋示方書」からは、床版防水層の設置が原則とされている。

局部腐食

 金属表面の不均一あるいは環境の不一致により局部に腐食が集中して生じる現象。腐食される位置が固定されるため、 腐食速度は全面腐食に比べて著しく増大する。

許容応力度

 各部材強度を安全率で除したもので、各部材(コンクリートおよび鋼)および作用する応力の種類(曲げ応力、せん断応力、付着応力など)ごとに定められる。

許容応力度設計法

 構造部材に設計荷重が作用したときに生じる最大応力度が材料の許容応力度以下であることを確かめることによって構造物の安全性を検討する設計法。

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