土木用語「お」

帯鉄筋(おびてっきん)

 柱の主鉄筋の座屈防止とせん断補強を目的に,主鉄筋を取り囲み,主鉄筋に直角に配置される横方向鉄筋。

主鉄筋の外側にあるコンクリート(かぶりコンクリート)が破壊して剥がれ落ちても、内側にあるコンクリートをしっかりと拘束するとともに、 主鉄筋が外側にはらみ出すのを防止することで、「ねばり」を増加させる役割を果たしている。

オールケーシング工法

 杭の全長にわたりケーシングチューブを擁動圧入または回転圧入し、ケーシングチューブ内の土砂をハンマーグラブにて掘削・排土することで掘削する。 所定の深さの地盤まで掘削した後、孔底処理を行い、鉄筋かごとトレミーを建込む。この時、スライムが堆積している場合は二次孔底処理を行い、その後に生コンクリートを打込む。コンクリートの打ち上がりに伴い、ケーシングチューブを順次引抜き、杭を築造する工法。
杭径は0.8~3.0m、掘削深度は20~60mを標準とする。

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