場所打ち杭のスペーサー及び組立筋
杭基礎施工便覧 平成18年度改訂では、 「スペーサーは鉄筋のかぶりを確保する為のもので、同一深さに4~8個、深さ方向3~5m間隔で取り付ける。 ・・・・スペーサーの寸法形状は設計図書によるが、オールケーシング工法には異形鋼棒か普通丸鋼、リバース工法とアースドリル工法には平鋼を使用する。」とある。
また、各地方整備局では場所打ち杭に使用するスペーサーの形状及び組立用帯鉄筋について下記のように記されています。
中部地方整備局 道路設計要領 参考資料6-22
スペーサー及び組立筋等
- スペーサー形状は、一般にD13×530であるが、リバース杭等にはFBとしてもよい。
- 形状は、山型及び半円形としてもよい。
設置間隔:スペーサー及び組立筋の設置間隔は3m以下を標準とする。
組立筋については、使用鉄筋径はD22とし、主鉄筋の内部に配置する。
北海道開発局 道路設計要領 第3集 第2編 第1章
ベノト工法の鉄筋は昭和48年道路橋下部構造設計指針場所打ちぐいの設計・施工篇によれば φ9(SR235)となっているが、材料手配を考慮し、D13(SD345)とした。
また、組立用帯鉄筋は、D22を2~3m間隔に配置する。
岐阜県橋梁設計要領 第5編 基礎構造編 第4章 杭基礎
また、組立筋の継手は重ね継手とし、フックは付けないものとする。