高力ボルトの最小中心間隔

ボルトの最小中心間隔は下表を標準とする。

ボルトの呼び最小中心間隔(mm)
M36125
M30105
M2795
M2485
M2275
M2065

やむを得ない場合には、最小中心間隔をボルト径の3倍まで小さくしてもよいが、支障なく締付けができ、かつ連結部の性能が満足できなければならない。 参考に国内外の代表的な基準類を示す。

基 準最小中心間隔規定
道路橋標準示方書(2002)
鉄道構造物等設計標準
ボルト径の3倍まで小さくしてもよい
M20:65mm,M22:75,M24:85mm
AASHTOボルト径の3倍まで小さくすることができる。
ISO呼び径2.5倍以上が好ましいものとする。
EURO CODE呼び径2.5倍以上が好ましいものとする。
建築基準法施工令(2000)ボルト径の2.5倍以上としなければならない。
本州四国連絡橋公団
上部構造設計基準(1989)
ボルト径の3倍まで小さくしてもよい(道路橋示方書準拠)
M20:65mm,M22:75,M24:85mm
M27:95mm,M30:105,M36:125mm

出典:高力ボルト摩擦接合継手の設計・施工・維持管理指針(案)

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